国会や地方議会における答弁の事前調整は必要か?
久喜市議会令和6年11月定例会議で、ある若手議員が一般質問を行っている最中に、一人のベテラン議員から、「どうせ回答を知ってるんだろ?」とか「台本通りか?」といった批判とも挑発とも取れるような言葉を浴びせられるシーンがありました。
わたしは、言葉を浴びせられた若手議員が答弁調整を行なっていたかどうかすら知りませんが、わたし自身も、一般質問の通告後に、担当課と質問の意図や調べておいてほしい数値などについて事前調整をし、またその上で、「このような所まで踏み込んで聞くかもしれない」「こういった提案をしたい」といった、事前の意思表示、意図の確認をした上で、一般質問にのぞむことはありました。
それは政策議論を深め、今後より良い住民サービスを実現するために行なっていることであって、何らやましいことはありません。答弁者にとっても、公式に残る発言ですので、間違いは許されませんし、推測で答弁することもできません。だからこそ質問者にとっても、答弁者にとっても、実務上必要なプロセスだと考えていました。
しかし、それが上述のような事前調整をすること自体をあたかも否定するかのような言葉が出たことで、自分自身も議会における答弁のあり方を考え直したい、そしてぜひ皆さんにも考えてもらいたいと思い、以下のようなイシューを発行させてもらいました。
「国会や地方議会における答弁の事前調整は必要か?」
ちなみにわたしは、まだまだ一般質問のやり方も試行錯誤中ではありますが、いまのところ、議論が硬直化したり、また官僚や行政執行部主導の政策議論になるような調整でない限り、事前の答弁調整は賛成という意見です。
もしよろしければ、皆さまもSurfvote上で、賛否を表明して頂けましたら幸いです。