災害時の飛行機型ドローン活用と、その後の地図データの活用法
先日、青山学院大学の古橋大地教授をご紹介いただきました。
古橋大地教授は、NPO法人クライシスマッパーズジャパンという団体の理事長をつとめていて、災害時に飛行機型ドローンを飛ばし、被災状況を高速撮影する活動をしております。
航空法には、災害時にヘリコプターやドローンを飛行させるための特例が設けられていますが、この特例を使って、NPO法人クライシスマッパーズジャパンがドローンを飛ばしてくれるというものです。
NPO法人クライシスマッパーズジャパンの活動の特徴は、空撮したデータは、オープンデータとしてウェブ上に公開され、誰でもその情報を閲覧したり編集したりできるということです。データのオープン化の流れは、どの分野でも進んでいますが、こういった災害時の空撮情報がオープンデータとして活用され、NPO法人クライシスマッパーズジャパンのボランティアメンバーの方たちによって、地図が作られていくことになるようです。
このような活動により、2021年7月に発生した静岡県熱海市の大規模土石流でもドローンを飛ばして、3D地図データを作成し、過去の航空写真と比較・分析を行い、土石流の原因となった上流の「盛り土」の発見につながったそうです。
※現在、久喜市に対して、災害時協定を締結できないかを相談中です。
なお、古橋大地教授とのご縁を繋いでいただいた 久保田 紀之さんとは、私がヤフーに在籍していた十数年前にご一緒させていただいていましたが、ご自身の被災経験や知識が、水害リスクの高い久喜市にも役に立てるのではないか、とご連絡をいただき、少しづつ情報交換を行わせていただいているところです。
久保田さんの現在の自治会運営についての記事も参考になります。ぜひご覧になってみてください。