
利根川栗橋流域水防事務組合議会議員として4件の視察研修に参加
10月30〜31日にかけて、利根川栗橋流域水防事務組合議会議員として4件の視察研修に参加しましたのでご報告いたします。
①常総水害(常総市)
平成27年の堤防決壊の経緯や復旧対応を現地で確認。越水による裏法面の侵食が決壊につながったこと、2週間で応急復旧した現場力など、多くの教訓を学びました。
②水の郷さわら(香取市)
道の駅・観光・防災拠点が一体となった複合施設。水辺の回遊性を高めたまちづくり、防災教育や避難拠点としての機能など、観光と防災を両立する仕組みが印象的でした。
③北千葉導水路
利根川と江戸川を地下でつなぐ全長27kmの導水施設。上水道・工業用水の供給、印旛沼・手賀沼の水質改善、洪水時の水位調整など、多面的に首都圏を支える“見えない広域インフラ”の重要性を実感しました。
④首都圏外郭放水路
地下50mに広がる巨大放水トンネル(貯水容量67万㎥)。中小河川の洪水を江戸川へ逃がす全国最大級の治水施設で、これまで150回以上運用され、越谷・春日部など流域の浸水被害を大幅に減らしています。
それぞれの特色が地域の安全を支える大切な役割を果たしていることを確認しました。今回の学びを今後の地域防災・減災に活かしてまいります。視察でご一緒させていただいた皆様、どうも有難うございました。