本日、令和6年第二回利根川流域水防事務組合議会定例会が行われました。
本日、令和6年第二回利根川流域水防事務組合議会定例会が行われました。
管理者提出議案2件が上程され、令和5年度の決算認定、令和6年度の補正予算案が、ともに全会一致で可決されました。
利根川流域水防事務組合とは利根川や江戸川の水防に関する事務を共同で処理する市町村の組合のことで、利根川右岸および江戸川右岸の水防に関する事務を共同に処理するために、久喜市、幸手市、杉戸町、春日部市、五霞町により組織され、水害を警戒、防御、更には被害の軽減を図るための取り組みをしています。(久喜市ホームページより抜粋)
この組合は、カスリーン台風の3年後に久喜市合併前の栗橋町を中心に組織され、毎年6月には、水害を予防するための、水防工法という昔から行われている技法により、被害を最小限に食い止めるための訓練を行っています。わたしも栗橋地区の消防団員として水防訓練に参加していますが、この大規模な水防訓練の第一回は栗橋町で行われたそうで、古くから脈々と受け継がれた歴史の中に自分もいるということを感じさせられます。なお、この組合が作られるきっかけとなったカスリーン台風の被害の様子は、以下のサイトを見るとよくわかります。
現在では、栗橋地区の堤防には、国家予算が投じられ、高さ10メートル、そこからなだらかに70メートルかけておろす強靭な堤防が構築されています。わたしの住む久喜市栗橋地区は、水と戦い、水を治めながら、現在の街が形成されてきた歴史があるということ、そしてそれがなければ、首都圏は水浸しになって、首都機能を失う恐れすらある、水防上の重要地区であるということ、そしてその政治の流れは今もまだ続いているということを、もっと深く理解しなければなりませんね。