災害時のトイレ問題。どこまで準備できていますか?
世界でも類を見ない災害大国、日本。
世界中で起きている大地震の約15%は日本近辺で発生していると言われています。
近年だけでも、マグニチュード7以上の地震は、1995年の阪神・淡路大震災以降、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)、能登半島地震(2024年)など、7回も起きています。さらには、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないような状況と言われており、日本に住んでいる限り、誰もが災害に見舞われてもおかしくない状況と言えます。
そして、災害時に、命に関わる問題になるのがトイレ。断水時や停電時はもちろんのこと、上下水道のいずれかが破損しただけでも水洗トイレは流せなくなります。そうなると仮設トイレなどを使うしかありませんが、避難所のトイレに対しては、次のような意見をよく聞きます。
・避難所のトイレは不衛生で嫌だ。
・仮設トイレは段差があって車いすや高齢者の方には使いにくい。
・なかなか汲み取りにも来てくれないから不衛生で使いたくない。
・そもそも仮設トイレ自体が足りない
このような理由から、飲食をなるべく控えるようになり、結果的にエコノミー症候群を発症するケースが増えてしまうそうです。
このように、生命の危機にも直結する災害時のトイレ問題ですが、あらかじめ知識を得ておくことで、個人でできる準備も変わってくるはずです。わたしは数年前に災害時のトイレ問題に関する書籍を読んで、自分なりに準備をするようになりました。知ることで、次の行動がおのずと見えてくるものですよね。
久喜市では、「災害時のトイレ問題」をテーマとした防災について、特定非営利活動法人 日本トイレ研究所 代表理事の加藤篤氏を講師に招いた防災講演会が開催されます。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。
日時:1月26日(日)14時〜(開場13時30分)
場所:栗橋文化会館(イリス) ※申込不要
https://www.city.kuki.lg.jp/…/kojo/bousaikouenkai.html