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本日は、一般社団法人KUBIREさんとのコラボレーションにより、南栗橋にあるファルカオスポーツベースにて「KUBIRE体操教室」を開催しました。

KUBIREさんは、久喜市をはじめとする近隣自治体で活動する女性向けの健康コミュニティで、現在では2,000人以上の会員を有しています。10代から90代までの幅広い年齢層の女性が参加し、「健康自主自律」を合言葉に、体操やセルフ整体、心身の健康づくりに取り組んでいます 。

今回のコラボレーションは、KUBIRE代表の矢野剛敏さんが、私の小中学校時代の先輩であるというご縁から実現しました。

ファルカオスポーツベースは、これまで子どもたちの「第三の居場所」として、スポーツや学習支援、食事の提供などを通じて、安心・安全な放課後の時間を提供してきました。今回の取り組みにより、幅広い年齢層の方々と接点を持つことができました。今後、久喜市をはじめとする近隣地域の方たちにとって有意義な活動にしていけるようにできる限りの努力をしたいと思っています。

さて、現在久喜市では、老朽化した公共施設の縮減を進め、時代に即した公共施設の適正配置が求められています。維持管理が困難になっている施設も多く、受益者負担の考えのもと、持続可能な施設運営の形を模索する必要があります。

この点において、わたしは「将来の地域社会を見据えた政策を推進すべき」という考えの元、一部の方々からの批判を覚悟の上で、公共施設の縮減は計画通りに進めるべきだという基本スタンスをとっています。

現在の公共施設の利用状況を見ると、多くの市民活動が高齢者によって支えられているのが実情です。そのため、私の発信に対して、高齢者の方々から厳しいご意見をいただくこともあります。この点は非常に心苦しいのですが、今後さらに老朽化が進み、使用不能となった施設だけが残される現役世代や若い世代の税負担にも目を向け、対策を講じていかなければなりません。

とはいえ、私は市民活動の場をなくすことに賛成しているわけではありません。人は誰しもいずれ高齢化しますし、医療費の削減なども大きな課題です。高齢者の皆さんの健康に資する市民活動は、しっかりと継続していくべきだと考えています。

公共施設の縮減と市民活動の継続という、相反する政策方針のバランスを見つけることが、今、地方議員に求められている重要な役目だと思います。この役目から逃れ、次の選挙の得票だけを考えた判断をすることは簡単ですが、それでは明るい地域社会の未来を築くことはできません。30年、50年先を見据え、自分たちの子どもや孫の世代に誇れるような行動をしていきたいものです。

では、将来にツケを残さないよう、今ある公共施設をスマートに縮減しつつ、高齢者の健康にも資する市民活動を継続するためには、どうすれば良いでしょうか。

私は、今後も残る施設を有効に活用し、その稼働率を高めることが必要だと考えています。具体的には、

  1. 学校を有効活用すること
  2. 空き家を有効活用すること
  3. 民間施設を有効活用すること

の3つが挙げられます。

ファルカオスポーツベースは、地元久喜市で活動する一般社団法人ファルカオフットボールクラブが、日本財団からの助成を受け、空き家となっていた建物を子どものための居場所、そして地域のスポーツコミュニティの場として改築した施設です 。今回のKUBIREさんとファルカオスポーツベースのコラボレーションは、3番目の「民間施設の有効活用」の事例になると思います。今後、民間事業者や個人が保有する施設や建物を活用して市民活動が行われるカタチを増やしていけたらいいですね。

単に貸し館事業として場所の提供を行うのではなく、共に地域社会を豊かにするパートナーとして、今回のコラボレーションが地域社会の未来にとって意義あるものとなるよう、継続して努力してまいります。今後とも、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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