利根川栗橋流域水防事務組合による令和5年度水防訓練が開催されました
本日、利根川栗橋流域水防事務組合による令和5年度水防訓練が開催されました。
利根川栗橋流域水防事務組合に所属する自治体の全団が集まった訓練は実に4年ぶりとのことで、わたしにとっては、もちろん初の参加。わたしは現在、利根川栗橋流域水防事務組合の議会議員という役職をいただいておりますが、今回は水防技術を習得したいと考え、いち水防団員として、訓練に参加させていただきました。
今回の訓練では、土のう作り、月の輪工、シート張り工が実施されました。
ちなみに「月の輪工」とは、堤防の斜面から漏水等で水が吹き出した際に、土のうを積んで水を溜め、その水圧を利用して堤防からの漏水を抑える水防技術、「シート張り工」とはブルーシートに重しの土のうを取り付けた状態で河川へ投入し、川側斜面を直接保護する深掘れ(洗掘)防止工法で、いずれも古くから伝わる堤防崩壊、及び透水を防ぐ技術です。
今回は300人の団員が集結したとのことですが、こような技術が訓練を通じて、新しい世代にも継承されていくことは、地域の防災力の維持・向上、そして地域住民の安心安全な暮らしには不可欠ですね。単にスコップを持って土嚢を作ったり土嚢を運んだりしただけですが、水防技術の訓練に参加できたことは、とても有意義でした。
なお久喜市も消防団員が慢性的に不足しておりますので、地域防災に関心がある方は、ぜひ応募を検討してみてください。