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栗橋文化会館「イリス」で行われた栗橋400年記念発表会へ。発表会では、長年にわたり利根川東遷事業を研究している土屋獻一郎さんの講義を聞かせてもらいました。土屋さんは、「利根川東遷事業は治水目的だったとする通説ではなく、江戸の防衛が目的だった」とする自説を持たれています。

関東三大関所として、箱根・碓氷そして栗橋がありますが、利根川を江戸城の「大外堀」と見立て、幕領地として新たに「栗橋」をつくり、そこに関所を設けることで、徳川家康は江戸の防衛を図ったとする説は、さまざまな側面から、「なるほど」「そうかもしれない」と思わされる説得力がありました。

今となっては利根川東遷事業の真の目的を確認するする術はなかなかないのかもしれませんが、浪漫ととも歴史を紐解く面白さに触れさせてもらった気がしています。どうもありがとうございました。

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