久喜市議会議員からのハラスメント 「受けたことがある」が43人も
久喜市議会のハラスメントに関する記事が一部のメディアで報道されました。
これは、久喜市議会が行った「議員からのハラスメントに関する実態調査アンケート調査」の結果を公表したことによるものです。
アンケートに回答した正規職員の6%・43人もの正規職員が、2022年4月の改選以降に議員からのハラスメントを「受けたことがある」と回答しましたが、この事実は、久喜市議会の中にいるひとりの人間として、重く受け止めなければならないと感じています。たったの3年弱の間に、これだけの人数がハラスメントを「受けたことがある」と回答したということは、ハラスメントと疑わしき行為が、日常的に行われていたとみて良いのではないでしょうか。
そのほかにも、「威圧的・高圧的な言動や態度をされた」「意に沿わない対応に叱責された」「大声で叱責された」「長時間の準備が必要な資料の提供を強要された」などのほか、「あいさつや話しかけを無視された」といったように、社会人としてのマナーを問われるような指摘まで。
下記のページには、報道の元となったアンケート集計結果が掲載されております。
https://www.city.kuki.lg.jp/shigikai/oshirase/1010286.html
※ ここに記載されていない生のアンケート結果は、公文書扱いとなっておりますので、情報公開請求を行えば誰でもご覧になることができます。
まず、日頃から気にかけていただいている皆様へ改めてのご報告になりますが、わたし自身は名指しで書かれることはありませんでした。とはいえ、もしかしたら名前を書かれたかっただけで、わたしをイメージしながら指摘している人もいるかもしれません。あくまでもジブンゴトとして捉え、「あ、市の職員さんは議員のことをこのように見ているんだな」とか「こういう言動には注意しよう」と考えながらアンケート結果を読みました。
今回のアンケートは、犯人探しをするものではなく、あくまでも久喜市議会として、議員のハラスメントの現状を把握し、今後のアクションに繋げるための参考にするという目的で行われたものです。その方針通り、今後は相談窓口の設置や条例制定に向けた動きを進めていくことになります。議会や市役所の職場における心理的な安全性を高めることは、良い人材の確保はもちろん、市政の質の向上に資する取り組みにもつながると思いますので、わたしも機会を見つけて積極的に発言していきたいと思っています。
ちなみに、アンケート結果が全て正しいものかどうかはわかりません。しかし、今回出た指摘に対しては、言い訳をぜずに真摯に受け止めてジブンゴトにし、自分に矢印を向けることができる人間かどうかが私たちに問われていると感じます。
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