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12月20日に、久喜市議会令和6年11月定例会議が閉会しました。

今回の議会では、令和6年度久喜市一般会計補正予算(第8号)をはじめとする市長提出議案26件・報告6件、議員提出議案1件、意見書5件を審議しました。

現在、急ピッチで今議会の報告チラシを作成中です。お届けできるようになるまでもう少しお待ちください。

今回は、議会報告のスタイルについて、思うところがありますので、少し書いてみたいと思います。

議会報告のチラシは、議員さんによってスタイルはさまざまです。写真が多い報告書もあれば、文字ばかりのものもあります。視察報告ばかりのものもあれば、政策議論のことばかりのものもあります。どれもスタイルとして否定すべきものではありませんが、わたしが気になっているのは、誰かの考えを否定したり、政策を否定したりと、ネガティブな発信で煽るような内容の報告チラシです。これも報告のあり方の一つではあるのだろうと思います。書いた人の視点が、さまざまな考え方、政策の捉え方の一つとして受け入れられるのであれば、議論の多様性を生む効果が得られるなどのメリットもあるでしょう。

しかし、そういったネガティブな発信だけが目につくようになると、その視点だけが正しいものと思い込まされてしまいます。そして、最近はそのような報告チラシを目にする機会が多くなってきていると感じるのです。

そこでAIに、「ネガティブな発信により、人々に不安や怒りを感じさせる議会報告を書くコツは?」という質問をし、自分なりに整理してみました。

回答は以下のとおりでした。

(1)見出しや文中にネガティブな言葉や表現を多く用いる。

  例: 「深刻な問題」「予想以上に悪化」「対応が遅れている」

(2)不安をあおるために、状況を悲観的に描写する。

  例: 「現時点では改善の見通しは立っておりません。」

(3)詳細をあえて曖昧にすることで、相手に最悪のシナリオを想像させる。

  例: 「現状では、この問題がどのように解決するか予測できません。」

(4)他者の責任を強調し、矛先を特定の個人や組織に向ける。

  例: 「関係部署からの協力が不足しているため、事態は進展していません。」

(5)強い感情を引き起こすような表現を使う。

  例: 「これは非常に憂慮すべき事態であり、早急な対応が求められます。」

(6)報告書全体で、対応の遅れや失敗を繰り返し強調する。

  例: 「計画の遅延が繰り返されており、関係者の責任意識が問われる状況です。」

このような表現を使い、ネガティブな報告を作ろうと思えば、いくらでも作れるでしょう。市の事業を推進している執行部をけなして、自分の立場を優位にすることだってできるでしょう。でも、誰かをけなしたところで、久喜市は良くなりません。久喜市の行政を正しい方向に導くのであれば、執行部と緊張感のある良い関係を構築し、正すべきことは指摘しながら前に進めていけば良いのではないかと考えています。

故に、わたしは、いまの自分の立場で、最大限公平性を担保した発信を心がけたいと考えています。紙面の都合上、全ての情報をお出しできるわけではないのが悩ましいところではありますが、自分の立場やそれに基づく意見や考えはなるべく事実として提示しつつ、あとは読者に委ねるような公平な報告を心がけていきたいと思います。

次回の報告チラシは、表面がほぼ完成しました。あとは裏面を作成し、全体校正を残すのみです。出来上がりましたらまた報告させていただきます。配布は年明けになるかと思いますが、新年のご挨拶とともにお配りできるよう、急いで準備を進めてまいります。

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