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先日行われた埼玉県議会議員一般選挙。地域の方々の想いに触れながら、選対の一員として多くの方とご一緒することができ、とても貴重な経験をさせていただきました。

わたしの選挙ではないにも関わらず、本当にたくさんの方に祝福のお言葉をかけていただけたことは、この選挙をジブンゴトにできた証のようで、大変嬉しく感じています。

そして今回の選挙は、自分の立場を明確にすることの意味を考えさせられる機会となりました。

政治というのは、相反する利益や意見の中から集団としての意思決定を行う作業だといえます。そして議員で構成する議会というのは、人それぞれの意見が他人と一致しないからこそ存在します。議会で利害や意見が対立する中で、何かを選ぶのが政治というわけです。選ぶ際には、賛成する理由も反対する理由も探すのは意外と簡単なもの。だからこそ、賛成するにせよ反対するにせよ、自分が出した結論を正解にする努力を行うことが一番大切だと思っています。

今回の選挙では、3人の候補者の地域性や政党などによって対立構造が作られ、候補者を応援する議員もその対立構造の中に組み込まれることになりました。

他の候補者やその支援者の方々とも交流がある中で、特定の候補者だけを支援することに対する申し訳なさもありましたが、政治的な立場として割り切るしかありませんでした。もちろん葛藤はありましたが、ある方から次のように言われて少し救われた気がします。

「特に政治の世界では、一生懸命にやっているからこそ、誰かを傷つけることもあるし、誰かから批判を受けることもある」。

今回わたしには自分の立場をあやふやにし、対立構造の中に組み込まれないように「うまくやり過ごす」という選択肢はありませんでした。

「誰がやっても同じ」「どうせ何も変わらない」。このような今の政治不信は、政治家たちの言動に信用がないことが根底にあると思うからです。

実際、わたしもつい2年前までそう思っていました。そのような無関心層の気持ちがわかるからこそ、少しでも政治に関心を持ってもらうためにも、人として信用されることを大前提に活動していきたいと思います。

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