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今日は子ども支援者向けの研修に参加。コンサルタントの講義に耳を傾けるとともに、全国で子どもの貧困をはじめとする児童福祉領域の課題に取り組む人たちと意見交換をしました。

この研修のなかで、「群盲象を撫でる」というインドの格言?の話がありましたので、少し紹介させていただきます。

この言葉は、盲人たちがそれぞれゾウの鼻や牙など別々の一部分だけを触って、その感想について語り合った結果、各人が自分の感想が正しいと主張して対立してしまう、という現象を表す言葉です。

物事の一部、一面だけに触れ、それをあたかもすべて理解したかのように錯覚してしまうという、人間が最も陥りやすい現象を的確に表現していますね。

僕は、誰か一方だけに批判が集まったり、誰かをスケープゴートにしてしまっているときは、違う立場もあるかもしれないと、少しだけ疑うようにしています。その意見は、ある人にとっては正しくても、他の人にとってみたら違うかもしれないからです。

地域社会でも、メディアや意見の強い人の発信によって、人の評価なんかがオセロのようにパタパタと変わっていくことがありますが、その意見はある一方の立場から見た評価でしかないというケースも多々あります。つねに全体を公平に把握する努力をしていきたいものですね。

最近、身の回りでは、意見の違いや対立ばかりが起きていたので、自戒も込めて紹介させていただきました。

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