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現在、久喜市内では水道管の布設工事が進んでおります。南栗橋駅東口側の配水管布設替工事は3月末までの予定ですが、市民の方から、「工事業者がいい加減な工事をやっているのでは?」という問い合わせがありました。

理由は写真の通り、インターロッキング舗装された歩道を掘り起こした後に、アスファルトを埋めて舗装した状態になっているからです。たしかに、一見すると、工事をしたのに元通りに戻されておらず、街の景観が損なわれてしまったように見えます。

しかし、わたしには、久喜市や委託を受けた工事業者が本当にそのようないい加減な工事を行うとは思えませんでした。

「きっと何か理由があるのだろう」。

そう思いながら久喜市の担当課に確認をとりました。結果は、やはり理由がありました。現在の状態は、アスファルトを埋めて転圧機をかけた仮の状態で、その後、自然転圧期間をおいてから、来年度に再度道路工事の発注をかけてインターロッキング舗装された道路に復旧するとのことです。

今日は、決していい加減な工事をやっているわけではないということ、そして復旧までのおおよそのスケジュールをお伝えしたところ、市民の方も大変喜んでおられました。これからは温かい目で工事を見てくれることと思います。

いくら税金が原資とはいえ、文句を言われたり疑われていたら、市の職員も、委託を受けた工事会社の方もなかなか頑張ろうという気持ちにはなれませんよね。その気持ちが悪循環を産みだしてしまうこともあるかも知れません。

誰だって、感謝されながら仕事をしたいものです。そして感謝の気持ちが循環して、さらにいい仕事をしてくれるようになるのがやっぱり理想です♪

今回のように、しっかり説明をすれば、事業の進め方の見方も変わり、逆に評価をしてもらえることもあります。地元住民と行政との溝が深まるようなやり方ではなく、どちらの立場も尊重しながら、コミュニケーションをとって対話を重ねていくことで、良い意味での妥協点や合意点を見つけていく努力はしていきたいものです。だって、ギスギスした人間関係の街なんて、住みたくないですから。人の心が温かい街って、魅力的だとわたしは思います。

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