久喜市内の小学校で卒業式が執り行われました
本日は久喜市内で、小学校の卒業式が執り行われまして、わたしは栗橋西小学校に出席させていただきました。
新しい学校の制服や華やかな袴などに身を包まれて、少し緊張しつつも凛々しい面持ちの34名の卒業生たちを頼もしく感じました。
栗橋西小学校は、小規模校の特性を活かし、在校生が全員参加するという暖かさのある卒業式なののですが、今年の卒業生たちが在校生や保護者の皆さんに向けて最後に歌ったのはRADWIMPSの「正解」。その歌詞の一部を抜粋させていただきます。
歌の選曲ひとつをとっても、ユネスコスクール加盟校であり、探求的な学習に力を入れている栗橋西小学校らしさを感じるとともに、卒業生たちの歌声にまたしても涙腺が緩んでしまいました。
なお、本日は祝辞を述べさせていただきましたが、今回は、これから壁にぶつかったときに、自分の持つ力を最大限に活かしてポジティブに中学校生活を送ってほしい、という願いを込めて、パラリンピックの父・ルートヴィッヒ・グッドマンの「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」という言葉を卒業生たちに送りました。
以下、わたしが卒業生の皆さんに送ったお祝いの言葉です。
栗橋西小学校を卒業される皆さん、誠におめでとうございます。小学校での6年間はいかがでしたか。楽しかったこと、頑張ったこと、時にはうまくいかず悔しい思いをしたこともあったかもしれません。しかし、皆さんはその一つひとつの経験を乗り越え、今日という素晴らしい日を迎えました。2月22日に行われたペガサス祭りに伺わせていただきましたが、皆さんが、試行錯誤しながら挑戦する姿に感銘を受けました。中学生になると、さらに高い壁に直面する機会も増えるかと思いますが、栗橋西小学校で学んだ「自ら挑戦する力」を武器に、高い壁を乗り越えていってください。
そして今日は、皆さん一人ひとりが持っている能力について、少しお話したいと思います。
皆さんは、昨年夏に行われた、パリパラリンピックはご覧になりましたか。パラリンピックとは、障害のあるアスリートが出場する世界最高峰のスポーツ競技大会です。パラリンピックの父と言われるルートヴィッヒ・グッドマンという人が初めてパラリンピックを主催する際に、次のように言いました。
「失ったものを数えるな、残されたものを最大限に生かせ」。
この言葉は、パラリンピックの精神を最も的確に表した言葉だと言われています。皆さんも、何か足りないものがあれば知恵を使って何とかしようとしますよね。パラリンピックに出場する選手たちは、さまざまなハンデキャップを抱えています。でも、彼らは、それを嘆くのではなく、いま自分に与えられている体の機能を最大限に使って、競技を向き合っています。もう気づいたでしょうか。そうです。彼らは、自分の力を最大限に発揮することに力を注いでいるんです。そんな姿勢を貫くのに役に立っているのが「失ったものを数えるな、残されたものを最大限に生かせ」という言葉だということを覚えておいてください。
中学生になると、これまで以上に高い壁が立ちはだかることでしょう。でもそんな時は、できない自分を嘆くのではなく、いまの自分が持っているものを最大限に活かして、粘り強く壁を乗り越えていってください。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。子どもたちが成長するにつれ、ご苦労も多くなっていきますが、その分、喜びも大きくなっていきます。これからも一番の理解者として、お子様の成長を支えてくださいますよう心よりお願い申し上げます。
結びになりますが、森下校長先生をはじめとする諸先生方のこれまでのご尽力に敬意を表しますとともに、卒業生たちの更なる成長とご参列の皆様方のご健勝を心より祈念申し上げまして、わたしからのお祝いの言葉といたします。
久喜市議会議員・瀬川泰祐
卒業生の皆様、ご家族の皆様、本日はご卒業おめでとうございました。
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