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久喜市栗橋いきいき活動センターしずか館等解体工事ついて、岡崎克巳議員と、わたし瀬川泰祐の2名が議案質疑をし、工事内容を確認しました。一問一答形式でまとめましたので、ご確認くださいませ。

(1)アスベストの飛散防止対策は、飛散防止パネルの設置以外にどのような対策を行うのか。

アスベスト除去工事を実施するにあたり、関係者以外の立ち入りを禁止するとともに、作業場所の床や壁を隙間なく密閉・養生し、負圧除塵機を設置して作業範囲外への飛散を防止する。また、アスベストを含む建材などは、二重の袋に入れ、施錠可能な場所で保管するなどの対策を講じる。

(2)アスベストの濃度測定はどこでどのような方法で測定するのか、強風の日でも飛散しないと考えてよいか。

アスベストの濃度測定は、旧校舎の北東側、南東側、旧校舎と体育館の南側、体育館の南西側、北西側の計5か所に測定器を設置して実施する。また、アスベスト除去作業を行うエリアは厳重に密閉・養生するため、風の影響による飛散はないと考える。

(3)アスベスト撤去に関する工程は。

アスベスト除去工事の工程は、まず足場を組み、作業場所を密閉・養生する。次に、粉じん飛散抑制剤を散布した上で、アスベスト含有建材を除去し、袋に詰めて鍵付きの仮置場へ保管する。その後、密閉・養生に使用した資材に飛散防止剤を吹き付けた上で撤去し、アスベスト含有建材と同様に保管する。最後に、足場などの仮設物を撤去し、作業場所を清掃した後、保管していたアスベスト含有建材を最終処分場へ運搬し処分する。

(4)旧日校舎、体育館、プールの解体順序等の工程は。

最初にプールを解体し、その後、旧校舎の一部、体育館、旧校舎の残り部分の順に解体する。

(5)出入り口の整備内容は。

現在の出入口を工事関係車両専用とし、グラウンド北側の市道栗橋30号線沿いに新たな利用者専用の出入口を設置する。また、現在の利用者専用駐車場と同様の台数が駐車できる砂利敷の駐車場を整備し、施錠可能な門扉も設置する。

(6)安全対策は。

工事関係車両の出入口には交通誘導員を3名配置し、大型重機が出入りする際には、必要に応じて増員する。また児童生徒の通学時間を考慮し、工事関係車両の搬出入時間を9時から16時までとする。

(7)騒音や振動に対する対策は。

騒音対策として、作業時間を原則8時30分から17時までとするほか、防音シートや防音マグネットシートを使用したアドフラットパネルによる仮囲いを設置する。また、旧校舎の1、2階部分を残すことで防音壁の役割を持たせる。振動対策としては、車両が通る場所に砕石を敷いてクッションとするほか、コンクリートがらを現場で細かく砕かず、大きいまま搬出するなどの工法を採用する。さらに、現場には騒音・振動計を設置し、数値を可視化するとともに、特定建設業の規制値である75デシベルを超えないよう作業を進める。

(8)外構はどの程度壊すのか。工事中、工事後にホコリが舞うことへの対策は。

仮囲いの内側に位置する正門、擁壁、フェンス、樹木を撤去する予定である。解体工事中は適宜散水を行い、旧校舎などを撤去した後の仮囲い内には砂利を敷き詰める計画のため、風による土ぼこりの発生は抑えられると考える。

(9)解体工事の内容等について、近隣住民やグラウンド利用団体へ説明するに当たり、誰がどのように説明するのか。対象エリアや時期、説明内容は。

解体工事の説明は、しずか館に隣接し、家屋調査の対象となる46軒を個別訪問し、工事の進め方や期間について説明する。また、周辺地域には回覧を依頼し、市のHPにも情報を掲載して周知を図る。グラウンド利用団体には、鍵の受け渡しの際に工事のお知らせを配布する。

(10)近隣家屋調査は。

しずか館に隣接する46軒を対象に、工事前と工事後に実施する予定である。工事開始前には訪問し、概要を説明する。解体工事完了後の事後調査で家屋等への影響が確認された場合には、補償について誠実に対応する。

(11)300 本ほど埋まっているとされる埋設杭は、完全には撤去しないとのことだが、今後に跡地利用に悪影響が出る可能性は。

しずか館の敷地は軟弱地盤のため、旧校舎などの地下に最長42メートルの杭が合計351本設置されている。これらをすべて撤去すると、隣接する宅地で地盤沈下が発生する可能性があるため、解体工事では杭頭(くいとう)を地表面から2メートルの深さでカットし、測量を行い埋設位置を記録・保管する。今後、跡地を利用する際には、既存杭の位置を考慮した対応が必要である。また浄化槽は地下5メートルまで達する大きな躯体のため、全て撤去すると全面道路が崩落する可能性があることから、躯体の一部を存置する。

※市民の方から、以下のご質問をいただきましたので、追記させていただきます。

(12)工事期間は。

2025年3月19日に議会で議決され次第、着工することになっており、2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間かかる予定となっています。

(13)駅への通り抜けは。

解体工事終了後、以前と同様に通り抜けができるよう、旧校舎の正面付近から、駅方面へ向かうための通路を設置する。

(14)配置図をお知らせいたします。新しくできる出入口の場所をご確認ください。

もし追加情報を入手できましたら、改めてご報告させていただきます。

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