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「なぜ、どの選挙も新人にとって厳しい結果になるのだろうか」

久喜市議会議員になってから、ずっとこの疑問が頭から離れませんでした。

この4年間、さまざまな選挙を見てきましたが、総じて新人の当選率は低い傾向にあります。

※写真は、4年前の久喜市議会議員一般選挙の際に、立候補届を出しに行った時のものです。当時は新人として選挙に挑みましたが、今振り返ると、いわゆる「地盤・看板・鞄」のない状態での出馬は、かなりリスクの高いチャレンジだったと感じています。

よく「選挙は現職に有利な仕組みだ」と言われますが、私は必ずしもそうは思っていません。制度そのものが、現職を特別に優遇しているわけではないからです。

ただ一つ言えるのは、結果として現職が有利に見える“構造”になっている、ということです。

現職は、

・日常的に地域に顔を出している
・相談や要望に向き合ってきた積み重ねがある
・良くも悪くも、人となりが知られている

これらは制度上の特権ではありません。現職だからこそ、時間と労力をかけて築いてきた「信用・信頼のストック」であり、市民の皆さんとの適度な距離感の結果なのだと思います。

一方で新人は、市民との関係性を短期間で築かなければなりません。知名度もなく、信用も信頼もない状態からのスタートです。

しかも、いきなり知らない人に
「頑張るので応援してください」「何かお困りのことはありますか」と言われて、「はい、分かりました」と言ってくれるほど、世間は甘くはありませんよね。「あなたは誰ですか」という疑問だけで終わってしまうことがほとんどで、なかなかゼロから信用・信頼関係を築くのが難しいのが現実です。

でもそれは、選挙制度が不公平というわけではなく、市民が自分たちの暮らしや、愛する地域の未来を「誰に託すか」を真剣に選ぶ「選挙」という仕組みが持つ、自然で健全な厳しさなのだと思います。

では、新人はどうすれば当選できるのでしょうか。

そもそも選挙に出る以上、市民の暮らしを守り、地域を背負う覚悟が問われます。その人がどんな人生を歩み、何をしてきたのか。どんな人間関係を持ち、どんな人柄なのか。家族構成や日々の暮らしも含め、「自分たちと感覚の近い人かどうか」を見ている方も多いでしょう。そうした厳しい評価の中で、「この人なら任せられるかもしれない」という期待値を高められなければ、新人の当選は難しいのだと思います。

そう考えると、4年前に選挙に挑んだ自分は、今思えば本当に怖いもの知らずだったなと感じます。期待をしていただいた方々には感謝するとともに、久喜市議会議員としての行動で恩返しし続けていきたいと感じています。

何はともあれ、選挙は人気投票でも、制度のゲームでもありません。選挙というのは、現職であれ新人であれ、「この人に日常と未来を託せるか」という、市民との信用・信頼関係と期待値が真正面から問われる場なのだと思っています。

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