興行チケットのデジタル化、進めるべき?紙のまま残すべき?
皆さんはアナログからデジタルに変わったものって、何を思い浮かべますか?
・レコードやカセットテープからCDへ。
・ビデオテープからDVDへ。
・フィルムカメラからデジタルカメラへ。
・紙の本から電子書籍へ。
・紙の新聞からデジタル版の新聞へ。
・紙の地図から電子地図へ。
・アナログ電話から携帯やスマホへ。
などでしょうか。
ちなみにわたしが真っ先に思い浮かべるのは、興行チケットです。というのも、わたしは2007年から2019年まで、興行チケットのデジタル化にずっと取り組んでいたからです。(途中別の事業や別のプロジェクトに関わることになって離れた時期はあります)
その間、芸能事務所やプロ野球の球団、Jクラブ、野外フェスなどの興行主催者に導入を提案し、紙チケットの流通に関する課題(偽造問題や発券手数料などの流通コスト)が解決できるという理想を訴えていましたが、その普及には大いに時間がかかるということを肌で感じてきました。
転売対策に効果を発揮することから、人気チケットなどでデジタル化が進みつつある状況でしたが、その後、コロナの流行などの要因も重なり、興行チケットのデジタル化もかなり進んだ印象があります。
いまはちょうど野外フェスの真っ只中ですので、この時期に、さまざまなサービスのデジタル化について考えてもらう機会になればと思い、SURFVOTEで記事を書きました。
https://surfvote.com/issues/fb6g8semb0qo
「興行チケットのデジタル化、進めるべき?紙のまま残すべき?」
なお、この投稿の趣旨としては蛇足になりますが、現在、日本では行政サービスのデジタル化が進んでいます。総務省の旗振りにより、全国の自治体で約20の基幹業務システムについて標準化・共通化が進められているんです。しかも期日は2025年度中。このように日本全国で情報基盤の整備が進んでいる状況を踏まえると、地方自治体では今後も行政サービス・行政手続きのデジタル化はまだまだ推し進められていくことでしょう。
しかし、その一方で、地方議会を構成する地方議員はデジタルに疎い人も多く、システムに関する議場での議論は御法度のような雰囲気があります。
特に「用語が全くわからない」「議場で話されても意味ない」といった声も多く、議会でデジタルに関する議論をした際も、「用語が難しくてわからない」「個別で話した方が良い」と言われたこともあるような状況です。
もちろん、なるべく専門用語は使わずにわかりやすい言葉で話すのは必要なのですが、必要な知識を身につけておくことも議員として当然の姿勢であるはずです。参議院議員選挙では、AIエンジニアの安野氏が当選しましたが、地方議会も、ITリテラシーの向上が求められていかなければならないと感じます。
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