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 令和7年12月16日(火)に令和7年度第3回久喜市地域公共交通会議が開催され、「久喜市地域公共交通利便増進実施計画(素案)」が提示され、南栗橋駅~東鷲宮駅を結ぶ新たなバス路線の内容が明らかになりました。

地域公共交通利便増進実施計画とは、自治体が中心となり、路線再編やダイヤ・運賃改善により公共交通の利便性を高め、持続可能な地域旅客運送サービスを確保するための計画のことです。国土交通大臣の認定を受けることで、法的な手続きの簡素化や国からの重点的な財政支援(補助率嵩上げ)を受けられるメリットがあるとされています。

今回は、利便増進実施計画の中で明らかになった南栗橋駅~東鷲宮駅間の新たなバス路線の内容と、私が感じている課題についてまとめてみたいと思います。

新規路線検討のねらい

これまで、栗橋地区では、バスが運行しておらず、地域の方からバス運行の要望が寄せられていたことから、令和9年度より、実証事業として、新たに路線を新設するものです。その主な目的は、①南栗橋駅周辺から、東鷲宮駅・久喜駅方面への通勤・通学需要に対応する公共交通サービスを確保すること②デマンド交通(くきまる)を除いた公共交通圏域において、鷲宮駅・東鷲宮駅の北東側および南栗橋駅南側に点在する公共交通空白地域の解消を図ることの2点とされています。

なお、本路線は本格運行を前提としたものではなく、実証運行として検討されている段階です。また、新たに車両を増やすのではなく、現行のバス4台の運行体制の中で、他のルートの効率化を図りながら、運行することが市の方針で示されています。

運行時間帯(想定)

日中の時間帯ではなく、利用ニーズが最も高い時間帯を見込み、通勤・通学時間帯に限定した運行とする方針が示されました。運行時間帯は、朝7時~9時および夕方15時~19時で2.5往復程度の運行が予定されています。

なお、当初は南栗橋駅から久喜駅までの路線とすることが検討されていましたが、運行効率の観点から次のような整理が行われたとのことです。

  • 南栗橋駅~久喜駅の場合
    → 片道の所要時間が30分を超えるため、1.5往復程度しか運行できない
  • 南栗橋駅~東鷲宮駅の場合
    → 片道の所要時間が約15分で、2.5往復程度の運行が可能

このため、限られた車両数の中で運行本数を確保しやすい「南栗橋駅~東鷲宮駅」区間を優先して、新規路線として検討するという考え方が示されています。

想定されている主なバス停(案)

新規路線として検討されているバス停(素案記載)は、以下のとおりです。

  • 南栗橋駅西口
  • イオンスタイル南栗橋
  • 南栗橋スポーツ広場
  • 南栗橋12丁目
  • 南栗橋11丁目
  • 香取神社稲荷大明神前
  • 東鷲宮病院入口
  • 東鷲宮駅(東口)

※いずれも現時点では「案」であり、停留所の確定を意味するものではありません。

市から示されている今後の流れと課題

今回示されているのは、具体的なダイヤや本数が完全に決まったわけではなく、あくまでも「素案」という位置付けです。今後ですが、利便増進実施計画の内容が正式決定し、1年間の実証運行を通じて、利用実態や地域ニーズを検証した上で、その後の方向性が判断されることとなっています。地域のニーズが反映される余地が大きい段階でもありますし、逆に言えば、利用が少なければ、廃止されてしまう可能性もあるものです。

なお、バス停については、「歩道がなく、バス停をつくれる場所がない」という理由で、やまざき漢方内科診療所前の停車が見送られたとの説明がありました。引き続き、要望して参りたいと思います。また運行時間帯については、通勤・通学だけではなく、病院へ行きたいというニーズがあることを、市民の方からも伺っていることから、日中帯の運行の必要性を訴えました。さらに、たった1年間の実証事業だけで継続可否を判断するべきではないことも議会で訴えています。

これまでのバス路線の効率を見直し、その分を南栗橋のバス運行にまわしてくれているのは非常にありがたいことではありますが、せっかくのバス路線です。地域の方々にとって利用しやすいものになるよう、ご意見があれば、せがわたいすけまでお寄せください。

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